家族の成長とともに、家族構成やライフスタイルは変化するもの。住まいも、その変化に合わせていけたら、長く快適に過ごせるはずです。今回ご紹介するのは、リビングの一角に「小上がり」をレイアウトした物件。「小上がり」とは、段差で区切られたスペースのこと。リビングの中に、もう一つフレキシブルに使えるお部屋があることで、暮らしの風景が変わります。
楽しく使えるキッズスペース
小さいお子さまがいる時期なら、キッズスペースとしてぴったり。おもちゃを思い切り広げられる場所があれば、伸び伸びと遊べて、お子さまが喜ぶのはもちろん、リビングにおもちゃが散乱することが少なくなり、ママ・パパのストレスも軽くなるはずです。
壁面を利用した可動棚もポイント。お子さまの手の届く高さに設定すれば、おもちゃ収納の定位置に。簡単に片付けられる場所を定位置にすることで、遊んだら片付ける習慣が身に付きやすくなります。ミニカーや人形など、お気に入りのおもちゃを並べて、“見せる収納”にすることもできます。お子さまの手が届かない高い位置には、家族写真やアートなどをレイアウトするのも良さそうですね。
「小上がり」は、お子さまがリビングでお昼寝するシーンでも活躍します。お昼寝タイムは、親にとってはリフレッシュしたり、家事をすませてしまいたい時間。でも、「せっかく寝てくれたから、起こさないように・・・」と、物音に注意して過ごすこともありますよね。「小上がり」なら、生活スペースとゾーン分けされているので、落ち着いた環境でお昼寝させてあげられます。ママ・パパの“自分時間”づくりに、一役買うスペースになりそうですね。
また、こちらの物件では、段差を低めにすることで、落下・転倒の危険を軽減しています。(年齢によっては、段差の下にマットを敷いたり、コーナーガードを設置していただくとより安全です)
お子さまが腰掛けるのにちょうど良い高さなので、チェア替わりにちょこんと座る可愛い姿が見られそうです。小上がり内には、造り付けのベンチもあり、こちらも腰掛けて絵本を読んだり、お絵描きのテーブル代わりにしたりと、色々な用途で使えます。
ちょうどよい距離感の勉強スペース
お子さまが大きくなってきたら、「リビング学習」のスペースとしても利用できます。例えば、可動棚を上部に寄せて、下にデスクを置き、システムデスクのように使ってはいかがでしょうか。
リビング学習は、親子でコミュニケーションをとりながら勉強できることがメリットである一方、年齢が上がり、必要以上に干渉されたくない、という時期には不向きになってしまうケースも。「小上がり」なら、リビングとつながりを持ちながらも、プライベートな空間になるので、リビング学習をずっと続けることができます。さらに、今回の間取りでは、キッチンから見えにくいという絶妙な距離感がポイントに。さりげなく見守りながらも、集中できる環境を用意してあげられます。
家族といながらパーソナルな空間に
「小上がり」は、子どもだけでなく、大人も多目的に使えるスペースです。例えば、ラグと大きめのクッションや、リクライニングチェアをレイアウトすれば、間取りに「リラックススペース」と記載されている通り、くつろぎの空間に。家族がリビングでテレビを見ていて、自分は読書や好きな動画を楽しみたい時など、家族が一つの空間にいながらも、パーソナルな時間を過ごすことができます。
また、在宅ワークのスペースとしても、使い勝手の良い空間です。プリンタなど周辺機器を置く余裕があり、書類・本をしまう棚もあるので、快適なホームオフィスをつくることができます。
その他にも、ストレッチやヨガをしたり、趣味のスペースにしたりと、多様な使い方が可能。お子さまの年齢、家族の趣味、ワークスタイルなど、その家族のその時にぴったりの使い方が見つかるのが、「小上がり」の良さです。
動線上にあるファミリーロッカー
さて「小上がり」から少し話がそれますが、間取りを見て、「廊下にある4つの区画は何?」と思った方もいるはず。
こちらは、「ファミリーロッカー」。人ごとに通園・通学・通勤のアイテムをしまえるパーソナルな収納です。お出かけの動線上にあるので、パッと支度・収納ができます。どこに誰のものがあるのかも、一目瞭然。お子さまにも、“自分専用の収納”という意識を持ってもらうことで、自分のものを自分で管理する力が自然と身につきます。
さらに、収納全体を隠せるカーテンを設置。来客時に丸見えになってしまう心配がありません。カーテンを変えることで、室内の雰囲気が手軽に変えられる楽しみもありますよ。
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お子さまの遊び場から、プライベート空間としての使い方まで、「小上がり」には色々な活用法があり、長く使えるスペースです。住まい探しの際には、ぜひ「小上がり」付きの物件にも目を向けてみてはいかがでしょうか。