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2021.12.13 インテリア インタビュー

ホームステージングコンテスト受賞者が解説!お部屋をおしゃれに見せるコツ

家の中をおしゃれにしたいと思っても、何をやればいいのか良く分からない、という方は少なくないはず。そんな時は「ホームステージング」のワザを取り入れてみるのはいかがでしょうか。「ホームステージング」とは、家具や小物で物件を素敵に演出すること。インテリアの選び方や配置など、様々なテクニックを使って、“ここに住みたい”と思ってもらえるような空間に仕上げます。

今回は「ホームステージングコンテスト」で準グランプリを受賞したマイプレイスの末永が、お部屋をおしゃれに見せるコツをご紹介いたします。素敵な空間を演出するプロのテクニック、ぜひ真似してみてくださいね。

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― 一般社団法人日本ホームステージング協会が開催する「ホームステージングコンテスト2021」の売買部門で、準グランプリを獲得されたそうですね。おめでとうございます!

ありがとうございます。“愛猫と共に快適に暮らす”をコンセプトにした「猫と暮らす」シリーズの物件での受賞となりました。日頃から、それぞれの物件の内装やコンセプトに合うよう、インテリアのスタイリングを行っているので、今回このような形で賞をいただけて嬉しく思います。

猫の特性やライフスタイルの変化を考慮

― まず目を引くのが、キャットステップが付いている壁やキャットウォークです。

このキャットステップはマグネット式になっているので、猫ちゃんの成長に合わせて高さや位置を変更できます。ストレスを溜めにくい環境をつくるために、キャットウォークやキャットステップも造作で取り付けました。

そのほかにも、外を眺めるのが好きな猫ちゃんの特性を考え、窓辺に階段型シェルフを設置しました。造作(※)で取付けるものと、ライフスタイルの変化に対応できる置き家具を使い分けて、家具の配置や生活動線に制限が無いように気を付けました。
(※)特別に寸法を合わせて造り付けたもの

― 猫ちゃんがたくさん運動できそうですね!

テーブルやソファも工夫しています。リビングテーブルは「ちぐら」のように中に入れる仕様になっていて、くつろぐ猫ちゃんをガラス天板から覗くことができます。ソファは、フルカバーリングで、汚れても洗濯が可能です。

また、ぱっと見では分かりませんが、壁紙と網戸は爪の引っかきに強く、猫の爪にもやさしいものを採用しました。

ソファとダイニング小物をブルーに統一
― 見えない部分も工夫されているのですね。今回猫仕様のインテリアですが、一般の物件として見てもおしゃれに感じます。色の統一感があるからでしょうか。

そうですね。大きなインテリアであるソファをブルーにしたので、ダイニングテーブルに置いたランチョンマットやコップもブルーのものを選び、アクセントにしています。

小物でアクセントカラーを使う
― なるほど、それは真似できそうなワザですね。そのほかにも、部屋をおしゃれに見せるコツがあれば教えてください。

今回の物件ではソファにアクセントカラーを取り入れましたが、大きい家具は気軽に買い替えが出来ないので、失敗したらどうしよう…と中々踏み切れないですよね。でも、小面積の部分であれば季節や気分に合わせて気軽に取り入れることが出来ますよ。

例えば、こちらの物件では、ソファはシンプルなグレーを選び、クッションカバーにアクセントカラーを取り入れました。
また、ソファ前のラグにアクセントカラーと合わせたチェック柄を採用しています。
柄物でも、アクセントカラーと同じ色が入っていると統一感が出るのでオススメです。

グラデーションと素材感であか抜け
― 確かに、リビングに統一感がありますね。ソファはシンプルなので、クッションやラグで雰囲気を気軽に変えられるのもいいですね。

色の使い方をもう一つご紹介しますね。
こちらは、内装のベースカラーがホワイト・グレー・木材のライトブラウン色(オーク材)で、ドアのレバーハンドルや棚受け金物は全てブラックに統一した物件です。この物件のように、拘りながらもシンプルな内装には、落ち着いたインテリアを合わせたくなりますよね。でも、落ち着いた雰囲気にしようと思うと、色が単調になりがちです。

そこで、おススメなのが、グラデーションのように色の変化を付けることです。
この物件では、「ライトブラウン(フローリング)⇒ダークオレンジ(クッション)⇒ダークブラウン(ソファ)」のグラデーションをつくりました。クッションは、金物に合わせてブラックの柄が入っているものを選んでいます。

あと、落ち着いたカラーで統一した場合には、ベロア・コーデュロイ・麻・コットンなど、
素材の違うものを組み合わせると、単調にならずに変化をつけることが出来ますよ。

ミニマルインテリアはデザインに拘って
― シンプルで落ち着いた内装には、インテリアの色を揃えた方がおしゃれに見えそうと思っていましたが、グラデーションをつくるワザは、なるほどと思いました!飽きの来ない空間になりそうです。

ここまで、色々なインテリアアイテムを使って部屋をおしゃれに見せるコツをご紹介いただきましたが、最近は家具や小物を最小限に抑えた“ミニマルインテリア”も注目されていますよね。そのようなテイストの場合は、アイテム選びがより重要な気がします。

そうですね。家具の量を生活に必要な最低限のもので揃える場合は、それぞれのアイテムのデザインに拘るとオシャレ度が上がります。

こちらの物件は、全室石目調の床材が使用されていて洗練された雰囲気があるので、ミニマルインテリアでスッキリした空間を演出しました。

リビングは、肘置きの無いフラットソファと、カーブデザインのパーソナルチェアを組み合わせて、変化をつけました。照明は、特徴的な形の木を使用したデザインを採用しています。

ダイニングの照明は、冷たい印象になり過ぎないよう、優しい明かりの北欧風ペンダントライトを選びました。また、スチール製の脚のダイニングチェアで、床材を引き立たせています。その他の家具にも適度に木目を取り入れ、温かみのあるリビングダイニングを演出しました。

― 洗練された雰囲気の内装なら、シンプルでスタイリッシュなインテリアが合いそうですが、丸みのあるデザインや木の素材のものを選ぶと、よりおしゃれに見えますね。演出のプロならではのテクニック、ありがとうございました!
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